コインパーキング最大料金を徹底解説!計算方法や損しないためのチェック項目を網羅

※本記事はプロモーションを含みます。

「最大料金」と書いてあるのに、実際に支払った金額が思ったより高かった…。最近ではそんなニュースや投稿を目にする機会も増えました。ご自身でもそんな経験はありませんか?

コインパーキングの料金看板には「60分 300円」や「24時間最大 1,000円」といった表示があります。そのため、安心して長時間利用をしてしまうと、思わぬ高額請求に合う可能性があります。

この記事では、最大料金の仕組み・設定理由・損をしないチェックポイントを詳しく解説します。


「最大料金」とは?

最大料金とは、一定の時間枠で課金額が上限に達した際、一定時間まではそれ以上は加算されない料金設定のことです。

最大料金の繰り返し適用

最大料金には繰り返し適用が“ある”コインパーキングと“ない”コインパーキングがあります。

“あり”の場合は、最大料金設定時間を経過後、再度課金額が上限に達した際に 2 回目の最大料金が適用となります。
“なし”の場合は、最大料金設定の時間を 1 回経過した後、通常の時間貸し料金にて課金される仕組みになります。

最大料金の種類

最大料金設定の種類は複数あるため、それぞれの意味を理解することで正しい利用料金の計算が容易になります。

入庫後の利用時間で設定される最大料金

「入庫後 24 時間以内 1,000 円」と表記がある場合は、24 時間以内の利用上限は 1,000 円となります。繰り返し適用表記があれば、48 時間以内の利用上限は 2,000 円となります。

利用の時間帯で設定されるケース

「8 時〜20 時まで 800 円」「20 時〜翌 8 時まで 400 円」と表記がある場合は、表記時間内での利用上限金額が表記料金となります。

表記の時間帯を跨いだ場合は、それぞれの最大料金の合計が上限金額となります。例えば、10 時に駐車して 24 時に出庫した場合は800 円+400 円=1,200 円が上限金額となります。

繰り返し適用表記があれば、それぞれの最大料金が繰り返し適用されます。

入庫当日 24 時までで設定されるケース

「入庫当日 24 時まで 1,000 円」と表記がある場合は、当日中の利用上限は 1,000 円となります。日付が変わると再度課金が始まり、繰り返し適用表記があれば翌日の 24 時までの上限金額は 2,000 円となります。

最大料金を正しく理解し損しないためのチェックリスト

  • 上限金額が適用される起点時刻を確認
  • 課金リセットのタイミング
  • 最大料金の繰り返し適用
  • 曜日や期間で変動がないか

上限金額が適用される起点時刻を確認

何時間まで最大料金以内で停められるのかと同様に、基本の時間料金を把握して「何分以上停めると最大料金がスタートするのか」も重要です。

例えば、60 分 200 円で入庫後 24 時間以内 1,000 円の駐車場の場合、3 時間超〜24 時間以内で停めると最大料金となります。

課金リセットのタイミング

最大料金の設定が「利用時間固定」「時間帯固定」「入庫当日 24 時まで」のどれなのかを入庫前にチェックしましょう。自分の利用が最大料金で何回転になるかシミュレートしておくと安心です。

曜日や期間で変動がないか

最大料金に「平日のみ」「土日祝のみ」「特定期間を除く」などの記載がないかをチェックしましょう。
時間帯によって適用外となるケース(例:夜間のみ最大料金)もあります。

最大料金の繰り返し適用

長時間駐車を想定している場合、最大料金が繰り返し適用されるかどうかは最重要ポイントです。入庫前に料金看板近くの「最大料金は繰り返し適用されます」の文言を必ず確認してください。

コインパーキングは 48 時間以内の利用を想定

ほとんどのコインパーキングは利用約款で「駐車時間は入庫から最長 48 時間以内」などと定めています。これを超える場合は事前申請が必要で、怠ると警告を受けることがあります。

最大料金が設定される理由

売上の最大化:回転率と稼働状況

市街地や駅近など流動が多いエリアでは、最大料金を高額にしたり設定しないことで売上の最大化を図ります。郊外の回転率が低いエリアでは、お得感を出すために最大料金を設定し、利用率を高める戦略を取ります。

競合状況

近隣のコインパーキングの料金設定を調査し、最大料金の有無や金額を決定します。競合が低価格を設定している場合、同水準かそれ以下に調整することで集客を狙います。